肌よし、髪型よし、清潔感OK!でも、口のケアは大丈夫?どんなに外見で清潔感を出すことができても、歯や口臭のケアができていないメンズは一発退場だ。マスクをしているからといって油断していてはいけない。いや、むしろマスクを外した時の口元(歯)の印象が清潔感を決定づけると言っても過言ではない。
ここでは、口元から清潔感を出すための歯のケア方法について考えていこう。
歯のケアの中でも、最も注意したいのが口臭だ。
近年、色んなハラスメントが問題視されるなか、劣悪な口臭はスメルハラスメントと呼ばれる。無意識に悪気なく加害者になる可能性が最も高いハラスメントだ。
そして驚くことに、半数以上の女性が「パートナーの口臭が気になる」と答えている。一方で、「自分は口臭が強い」と感じている男性は24%のみ。つまり、自分が思っている以上に、他人に不快感を与えている可能性があることが分かった(※)。
君も「自分の口は大丈夫」だと、正常性バイアスが働いていないだろうか?気づかぬところで、「スメハラ」とならぬよう、まずは次の2つの口臭ケアを取り入れているかチェックしてみてほしい。
歯ブラシでの口臭ケアは、当たり前のように行っているだろう。しかし、実は歯ブラシのみでは歯垢の61%しか除去率できない。
残りの歯垢を除去するために、デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れたい。デンタルフロスを併用することで、歯垢は79%まで、歯間ブラシを併用することで85%にまで除去可能だ(※)。
フロスや歯間ブラシを使った人はわかると思うが、食べかすや歯垢が残っている場合、フロスを通すとなんともいえない嫌な臭いがする。これが口臭のもとになるので、できるだけ毎日取り除くことが理想。
フロスや歯間ブラシはドラッグストアで手軽に手に入れることができるので、今日からぜひ取り入れてほしい。
普段のケアにプラスして、歯医者で定期的にクリーニングするのもおすすめ。通常の歯磨きだけでは、歯間や歯周ポケットの汚れまでは落としきることができない。口臭の多くは口腔内に存在する嫌気性菌が原因とってにおい物質を発生させる。
歯医者で定期的にクリーニングすることで、細菌を取り除き、より口内の清潔を保つことができる。また、強い口臭は虫歯や歯周病が原因で起こる場合もあるので、歯医者で定期的に検査する習慣をつけよう。
白い歯は清潔感を増してくれる重要なパーツ。データによると、8割超の人が他人の歯の色が気になると回答スパンしている(※)。
マスク生活になったとはいえ、やはり歯の色は意外に見られているようだ。いや、マスク生活になったからこそ、普段は見えない口元(歯)に視線が行きやすくなっているとも言える。
とくに、日常的にコーヒーやワインをよく飲む人、タバコを吸う人は歯が黄ばみやすいので、飲食後にこまめにブラッシングをしよう。すでに黄ばんでしまった歯には、ホワイトニングがおすすめだ。ホワイトニングには大きくふたつの方法があるため、自分の歯の状況や予算に合わせて選びたい。
歯のホワイトニングには、歯科医院で行うホワイトニングと、セルフケアで行うホワイトニングがある。セルフホワイトニングの場合、ホワイトニング効果がある市販の歯磨き粉を使おう。
市販のホワイトニングができる商品には、歯の表面の汚れを落として歯を本来の色に戻す効果が期待できる。
効果を実感するには回数を重ねたり、じっくり時間をかける必要があるが、数千円~始めることができ、お財布に優しいというメリットがある。歯磨き粉のほかにもマニキュアや消しゴム、マウスウォッシュなど多彩な商品が発売されているので、自分にあったお手入れ法を見つけよう。
一方、ホワイトニングにはクリニックで行うオフィスホワイトニングというものがあり、こちらは専用の薬剤を塗布して歯を漂白する方法だ。
オフィスホワイトニングは即効性が高く、効果を実感しやすいのが特徴。1、2回の通院で治療を完了できるケースが多い。施術前に写真をとっておくとより効果がわかるので、モチベーションアップにもつながる。
オフィスホワイトニングはセルフホワイトニングよりも高く、相場は1回で10,000~70,000円程度。クリニックによって金額が大きく異なるので、事前にチェックしておこう。
清潔感のある歯が作れる
ホワイトニングについて
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口臭のない白い綺麗な歯を手に入れても、見落したくないのが歯並びだ。歯並びはその人の個性でもあるが、やはり整った歯並びは清潔感を感じさせるひとつの要因。「人の印象に関する意識調査」では、好感が持てる口元として、最も重要なのは「綺麗な歯並び」であることも判っている(※)。
また、アメリカでは、美しい歯並びはステータスのひとつとして挙げられている。歯並びの良さは育ちの良さと受け取られ、恋愛はもちろん、ビジネスにおいても有利に働くことから、子どものうちから歯列矯正をすることが一般的である。
一方、日本での歯列矯正は徐々に認知されてきてはいるが、まだまだ関心が低いのが実情。出っ歯やすきっ歯の人でも、矯正をしない人が多い。
とはいえ、費用や審美性が気になって、なかなか治療に手を出せなかった人も多いのではないだろうか?そんな方におすすめの治療法を紹介しよう。
歯列矯正は、笑ったときに金属(ワイヤー)が目立つというイメージから、仕事柄嫌煙する人も少なくなかった。しかし、最近ではワイヤー矯正以外にもマウスピース矯正といわれる目立ちにくい矯正方法もある。マウスピース矯正なら人の視線を気にせずに治療を続けることができるため、仕事や恋愛のシチュエーションで見た目を気にする必要性がなくなった。
また、費用も少しずつ安価になってきている。20万程度で全顎の矯正治療ができるマウスピースもあるため、費用面がネックになっていたメンズはぜひチェックしてみてほしい。
歯並びの美しさや白い歯は人に好印象を与えられる。欧米では歯並びの悪さが人格や能力の低評価につながってしまうこともあるように、人が人と接するうえで歯並びや歯の色といった歯の見た目は第一印象を左右する大きなポイント。
言い換えれば、きちんとオーラルケアを日常的に習慣化して、可能な範囲で歯列矯正などの治療を受けて歯の状態を整えることで、初対面の人にも良いイメージを与えられるのだ。また自分自身に、より自信が持てるようになるだろう。
歯並びの悪さによって歯みがきやフロスのケアが難しくなったり、適切に噛み合わせできていなかったりすれば、それだけで口腔トラブルの危険性が強まる恐れがある。またオーラルケアを怠って虫歯や歯周病といった病気になってしまうと、口の中の状態が悪化するだけでなく、場合によっては心疾患といった体全体にかかわる病気のリスクまで上げてしまうことになりかねない。歯をきれいに保つことは、健康面・肉体面でも重要なのだ。
清潔感を身に着けるうえで忘れてはならないのは、女子側の意見だ。20代~30代のイマドキ女子に、男性の歯についての率直な意見を訊いてみた。
Enaさん
(34歳)
若い人の歯はそんなに気にならないけど、30~40代になってくると、ケアしているかどうかが分かれ道!歯の色や臭いで、歯磨きをちゃんとしてるかどうか分かっちゃいます。 特に、コーヒーとタバコを一緒に嗜んでる人の口臭は気になるかも。
ケイさん
(25歳)
海外だと、歯並び悪い=育ちが悪いとみなされるので、歯はとても大切です。
あと、銀歯の人は、恋愛対象としてみれないかもしれません。チューできないかも。できればセラミックとか目立たない治療法を取り入れて欲しいなって思います。
どんなにファッションや髪型で清潔感を演出しても、一発でイメージダウンになりうる口臭。歯ブラシで1日2回磨けばOKと思っていないだろうか?臭いの原因となる仕事を取るために、フロスや歯間ブラシを併用してほしい。
歯並びが気になる人は、マスクがニューノーマルとなった今のうちに歯列矯正をするのもおすすめ。口元にも気を配り、ハイクオリティな清潔感のある男を目指そう。
清潔感を手に入れるためには、歯のケアはもちろん、日々の習慣が何よりも重要だ。このサイトでは、清潔感から程遠い20代営業マンのナイト&モーニングルーティンを紹介している。「自分もやっちゃってるな…」というアウトな習慣はないだろうか?チェックしてみよう。