モテ要素として何より大事とされる「清潔感」。しかし、「身だしなみにいくら気を配っても全然モテないのだが?」と嘆いている男性も少なくないはずだ。
そんな男性のために「清潔感」とは一体何なのか、解説しよう。清潔感のない「モテない」男の特徴も紹介しているので、自分を客観的に振り返ってみてほしい。
そもそも清潔感とは何か?辞書的な定義からいうと、清潔感とは「汚れのない、清潔な感じ。または人格が正しく誠実であるさまを意味する表現」とされている(※)。つまり、ただ風呂に入り、身なりを整えていることが「清潔感がある」ことを意味するわけではない。
あくまでも「清潔な感じ(雰囲気)」であることが重要なのだ。「清潔感に気をつかっているのにモテない」と思っている場合は、努力の方向性がちょっと違うのかもしれない。でも大丈夫。ここで取り上げるポイントをクリアすれば、あなたも「本物の清潔感」を身に着け、モテ男に近づけることだろう。
「清潔感のある男」を知る前に、まずは「清潔感のない男」の特徴を知っておこう。今回は2019年行われたアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケートをもとに(※)異性はもちろん、同性から見ても「ちょっと…」と思われるであろうモテない不潔な男の特徴を8つまとめた。
清潔感がないと感じる男性の特徴として、一番「サイアク!」という結果になったのが「嫌なにおいがする」男性だ。確かに隣で仕事をしたり、一緒に食事をしたりするのに体臭が気になるのは苦しい。
こまめにシャワーを浴び、夏場はデオドラントアイテム等を携帯しよう。逆に香水のつけすぎもNGだ。喫煙者はブレスケアやタブレットなど、口臭ケアも入念に。
次に「フケが身体に乗っている」。これは清潔にしていても、不摂生や乾燥により皮膚が剥がれ落ちることで生じる恐れもある。
規則正しい生活習慣、スキンケアを心がけることが大切だ。
服装に関しては、オシャレかダサいかより「手入れがされているか」が重要。穴が空いていたり、洗濯しすぎor洗濯が雑でヨレヨレになっていたりすると、サイズ感とともに違和感が生まれやすい。抜け感も間違えるとだらしない印象になってしまう。
男性はマニキュアやネイルの習慣がない分、地爪を伸ばしすぎると不潔な印象に。10日に1回は爪を切る習慣を付けよう。深爪にならない程度に白い部分は切り、ヤスリで整えておこう。
最近ではネイルサロンで、甘皮処理やささくれの処理などを行う人も。
自分では意識しにくいポイントのひとつが「鼻毛」。鏡で正面から見た時出ていないかはもちろん、角度を変えてどの程度伸びているかをチェックしておこう。
長いようなら専用バサミで処理する。ヒゲ剃りと一緒に習慣化するのがおすすめだ。
仕事用、プライベート用とオンオフはあるだろうが、伸ばしっぱなしの髪は基本的に清潔感を演出するのが難しい。定期的に美容室に通い、起き抜けボサボサに見えてしまうようなら乾かし方に気を付けた上で、スプレーやオイルで軽く整えよう。
男がスキンケアなんて…と思う人もいるだろうが、近年では男性のスキンケアはすっかり当たり前になっていると言っていい。むしろ肌荒れや脂っぽさで汚くなった肌の方がデメリットは大きいので、ぜひ化粧水や乳液での保湿を心がけてほしい。
髭はしっかり計算して生やすとダンディな印象になる可能性もあるが、そこまでの道のりが長いもの。特に伸びかけの髭は清潔感を欠いてしまう確率が高いため、しっかり手入れする自信がなければ綺麗に剃るか、ヒゲ脱毛するのがおすすめと言えるだろう。
ここまで見て、自分の清潔感度がどれくらいか気になるという方は、ぜひ次のページの「清潔男子度チェックリスト」を試してほしい。自分の立ち位置を客観的に知ることが、モテる清潔感男子への第一歩だ。
では逆に、清潔感を演出してモテをゲットするには何を行えばいいだろうか?ここでは、スキンケア、ヘアスタイル、ファッションの3つのポイントから解説しよう。
「清潔感ナシ男」にならないために必ず取り入れたいのが「スキンケア」だ。スキンケアといえば色々とアイテムが必要でハードルが高い…と思う人もいるかもしれないが、実際はそこまで難しくない。
むしろ、スキンケアはロジカル的な面も大きいので、ハマる男性も多いはずだ。アイテムの相性さえ良ければ、顔色はパッと変化する。初心者は「化粧水」「洗顔料」「日焼け止め」の3種の神器から始めるといいだろう。
化粧水は、肌に潤いを与える導入のような役割を果たす。ポイントは「肌質」で、主に乾燥肌、脂性肌、混合肌、普通肌のどれに自分が該当するかを知った上で、それぞれに向けたアイテムを選ぶのがおすすめだ。
一般的には冬場に粉を吹きやすい人は乾燥肌、ニキビができやすい人は脂性肌、場所によって調子が異なる人は混合肌、特に肌トラブルが起きた経験がない人は普通肌(健康な肌)と言えるだろう。迷ったら、メンズコスメを販売しているお店で相談してみよう。
「洗顔料って言うけど、とりあえず顔を洗えればボディソープでいいよね?」なんて思っていないだろうか。それはもちろんNGである。
正しく行わないとむしろ肌トラブルの原因になるため、以下のポイントを押さえておこう。
こだわりがなければ、洗顔料はドラッグストアで手軽に買えるものでOK。元々泡状になっているものなら、初心者でも簡単に泡洗顔が可能だ。
肌を衰えさせる原因として、代表的なもののひとつが「紫外線」。肉体労働や外回りなど、仕事の関係で太陽の下にいることが多い人は、特に日焼け止めは必須アイテムだ。
日焼け止めを購入する際には、以下2つのポイントを押さえて選ぼう。
一般的な最高レベルはSPF50~50+、およびPA++++。数値やプラスの数が下がるほど効果は落ちるものの、肌に優しい仕様となる。仕事用、室内用など使い分けるのもおすすめと言えるだろう。
ヘアスタイルに関しては美容室でどんな髪型にしてもらうかも大切だが、重要なのは「ヘアセットの仕方」である。「朝何とかすればいい」と思っている人は、ぜひ「夜の乾かし方」にも注目してみてほしい。
仕事から帰って食事をして、ゴロゴロしたらシャワーを浴びるのが遅くなってしまう…という傾向のある人は、髪を乾かさずに寝てしまった経験もあるのではないだろうか。
しかし、これは絶対にNG。なぜならば髪のセットはほぼドライヤーで決まるからである。基本の4ステップに沿って行うようにしよう。正しい髪の乾かし方をマスターすれば、朝の忙しい時間でも無理なくヘアセットが可能だ。
寝癖が酷くても、ワックスで何とかすればいい?それは間違いである。元々の形がボサボサの状態でワックスを付けると、イマイチきまらない上、ベッタリとした印象になる恐れも。
そうならないためには、まずドライヤーで根元からクセを直すことが重要。いったんスプレー等で濡らしドライヤーをかけた方が、忙しい朝ではむしろ時短になるに違いない。
清潔感を演出するため、やはりファッションは重要だ。ただし、別にオシャレでなければならないわけではない。
前述したように、清潔感のポイントは「清潔な雰囲気」を醸し出すこと。では、どのようなポイントを押さえてアイテムを選ぶべきなのだろうか?
まず、基本的なところとして「不潔な印象を避ける」ことが大切だ。例えば洋服にシミや毛玉が付いていたり、糸がほつれていたりすると、だらしない感じになってしまう。着て行く前にチェックし、改善できる部分はしておこう。
また、そこに気を遣っていてもサイズ感が合っていないと野暮ったくなりやすい。ダボダボ、ゆるゆるのファッションは極力控え、スッキリとジャストサイズのものを身に着けるのがいいだろう。
そうは言っても、元々のセンスに自信がない!という場合には、取り入れるだけで一気に清潔感をアップさせやすい定番アイテムもある。
特にセットアップは一着あると楽だが、靴や小物などが難しい部分もあるので、お店で店員さんに相談するのもいいだろう。
清潔感がある、はよく聞く言葉だが、イメージだけじゃ分かりにくい部分もある。まずは「逆に清潔感がない、不潔に感じるポイント」を抑え、その逆を行くようにすると理解しやすいのではないだろうか。
とはいえ、スキンケアもヘアセットもファッションも、知識だけでは身に着かない。日々の習慣が何よりも重要だ。このサイトでは、清潔感から程遠い20代営業マンのナイト&モーニングルーティンを紹介している。「自分もやっちゃってるな…」というアウトな習慣はないだろうか?チェックしてみよう。