「清潔感がある男性が好印象」とはよく聞くが、自分はそれに当てはまっているのかどうか分からない…という人も多いのではないだろうか。清潔感とは、つまり「パッと見不快な特徴がなく、誠実な印象を与える」ことである。
では、あなたのレベルはどの程度のものか?“清潔感のある男度チェック”を試してみよう。
清潔感は、毎日しっかり風呂に入りシャワーを浴びている、といった当たり前のエチケットではない。あくまでも「清潔に見えるか」なのだ。では、具体的な以下の項目について、次からチェックしていこう。
仕事が忙しいし、美容院は伸びてきた髪が気になり始めたら…と考えている人は意外と多いと思う。しかし、男性の髪は短く整えているからこそ、思った以上に早く伸びる。
一般的には、男性の場合、1~2カ月を目安にヘアスタイルの賞味期限が訪れると言われているため、特に短髪にしている人は鏡で自分の髪型をこまめに確認しよう。
清潔感に必要なのは、トラブルのない肌。肌がキレイだと何となくサマになるし、顔立ちさえちょっとよく見えたりする。
「スキンケアは女性のもの」という常識にとらわれず、男性諸君も最低限のケアを取り入れたい。保湿剤として、まずは化粧水と乳液を日々の習慣に導入したい。保湿されることで、肌トラブルのケアはもちろん、しわやシミなどのエイジングケアも期待できる。
歯磨きは朝と寝る前だけでいい、と思っていないだろうか?基本的に歯磨きは「食べかすを取り、口の中をリセットする」はたらきがあるため、1日3回以上行うのが望ましいとされている。具体的には「就寝前、起床後、昼食後」である。3度の食事を目安にすると習慣化しやすいだろう。
起床後は食後ではないが、就寝中に繁殖した菌を除去するために効果的だ。爽やかな味の歯磨き粉を使えば、目覚ましとしても有効なのではないだろうか。
つい疎かになってしまいがちなのがリップケアだ。近年では日常的にマスクを付けることが増えたため、そこに意識が向きにくい人もいるだろう。
しかし、いざ唇に目がいった時、「カサカサと皮むけが目立つ」「逆にリップクリームを塗りすぎてベッタリ…」といった特徴があると、悪印象に繋がりやすい。ツヤが出すぎないマット系、かつ無香料のさり気ないリップクリームを用い、適度な潤いを欠かさないようにしよう。
髭の剃り残しや青ヒゲも、清潔感が失われるポイントである。「元々青ヒゲは目立たない方だし」という人もいるかもしれないが、実は30~40代を超えると、髭の剃り跡はどんどん濃くなっていく傾向があると言われているのだ。
剃り残しが気になる場合は、自分に合ったシェービング剤やジェルを選ぶ、カミソリやシェーバーを替えるなど工夫してみてほしい。
男性は、眉毛で変わる。
目元の印象を良くするのはもちろん、全体の表情を引き締めるためにも眉毛ケアはしっかり行うのがいいだろう。基本的にはアイブロウペンシルや専用のコーム、ハサミ、毛抜き、フェイス用シェーバーなどを用意し、アタリを付けてから剃ったり抜いたりして整えていく。
ただし、直線かシャープか、太めか細めか…など自分に似合う形は初心者だと分かりにくい部分もあるので、最初はメンズ眉サロンで相談し、慣れたらセルフメンテナンスに挑戦するのがおすすめだ。
次に、手の爪をチェックしてみてほしい。爪に汚れが溜まったり、黄ばんでいたりしてはいないだろうか?伸びたまま放置してしまっている場合は、なるべく白い部分を残さず切り、爪ヤスリで整えよう。
ちなみに、男性の場合爪の手入れは10日に1回程度で行うのが望ましいとされている。あらかじめ週末のスケジュールに組み込んでおくことで、忘れずにケアできるかもしれない。
清潔感を高めるにはファッションそのものも大事だが、何よりシミやシワなど、不潔感が出る特徴に気を付けることが重要。帰宅後、服を床やベッドに投げっぱなしになっていないだろうか?
ハンガーにかけることを習慣化し、シミやシワがある場合は洗濯やシミ抜き、アイロンなどで改善しておこう。
2019年に行われたアイリサーチのアンケートによれば、清潔感がないと感じる男性の特徴2位が「肩にフケが落ちている」らしい(※)。
フケは髪をしっかり洗っていても乾燥や不摂生な生活などによって出てしまうこともあるので、まずは規則正しい生活ができるよう日々を見直すことが大切だ。また、ヘアケア製品が合っているかどうか、一度確認してみるといいだろう。
次のページでは、20の項目に答えることで自分の清潔感度を確認することができる。まずは、自分の現在地を知ることで、清潔感男子への一歩を踏み出そう。
さて、清潔感のあるかどうかのチェックポイントをお伝えしてきたが、いくつ当てはまっただろうか?すべてクリアできなかった人は、ぜひパーフェクトを目指してスキンケアや服装、髪型などを見直してみよう。
全て当てはまらなかった方は、手軽なところから習慣化をはじめたい。清潔感は1日にして手に入れられるものではなく、日々の習慣が何よりも重要だからだ。
このサイトでは、清潔感から程遠い20代営業マンのナイト&モーニングルーティンを紹介している。「自分もやっちゃってるな…」というアウトな習慣はないだろうか?チェックしてみよう。