シワ
実際の年齢以上に老けた印象を与えるシワ。シワは加齢だけが原因でできるものではありません。ここでは、シワができる原因や改善策について紹介しています。
男性のシワの原因
シワができる原因は加齢だけではありません。さまざまな要因から作られていきます。
乾燥
肌のうるおいが不足すると、外部からの刺激から守ろうとして角層が厚くなり、しなやかさが失われることでシワができます。また、うるおいが長く不足した状態はシワをどんどん深くしていきます。
加齢
肌内部にあるコラーゲン繊維やエラスチン繊維がお肌のしなやかさや弾力を作り出しており、20代をピークにどんどん減少していきます。肌のハリが低下することで表皮を支えられなくなり、シワとなります。
紫外線
紫外線を浴びる事で、細胞にダメージを与えコラーゲン繊維やエラスチン繊維を破壊する活性酸素が発生し、シワができやすい状態を作っていきます。紫外線は年間を通じて降り注ぎ、室内にも容易に入り込むことからも、常に浴び続けているといってもいいほどです。
生活習慣
喫煙や脂っこい食事、ストレスなどが活性酸素を発生させ、シワを作りやすくしていきます。また、近年ではスマホやパソコンを利用する際の姿勢が、常に顔を下向きにしていることからも、それがほうれい線を作りやすくしているとも言われています。
男性のシワを放置しては
いけない理由
深いシワの形成がたるみを誘発
する
最初は小さなシワも、ケアをせずに放置しておくことで深くくっきりとしたシワになります。初期の小じわは、まだ肌の奥深くまで達していないので、この時点であれば普段のケアでも改善できる可能性が高いです。
シワの第一段階ともいえる小じわは、放置することでどんどん深くなっていきます。真皮層にあるコラーゲン繊維やエラスチン繊維がダメージを受け、肌の柔軟性やハリが失われることが原因です。さらに、コラーゲン繊維やエラスチン繊維が弱る事で皮膚や脂肪を支える力がなくなり、肌が下がってたるみになります。
また、シワには顔の表情を作る表情筋があり、これが「表情ジワ」を作ります。おでこや眉間にシワを寄せるのが癖になっていると、それが表情シワとなって残ります。
シワが増える事で見た目が大きく変わる
シワやたるみは肌の血行も悪くしてしまいますので、くすみや色素沈着によるシミなどが誘発されることもあります。保湿力を低下しますので、乾燥肌やかゆみ、炎症といったトラブルが見られることもあります。
そして何よりも、見た目の年齢が上がってしまい自信をなくすなど、メンタルへの影響も少なくありません。
シワを予防・改善するには?
保湿と紫外線ケアをしっかりと
おこなう
お肌が乾燥する事でシワができやすくなるので、保湿ケアで肌にうるおいを与えます。保湿がしっかりとおこなわれていれば、皮脂が過剰に分泌されなくなるので、テカリと乾燥予防にもなります。また、常に日焼け止めを塗り紫外線からお肌を守ることもシワ予防になります。
生活習慣を見直す
肌のターンオーバーを正常化することでシワをできにくくします。そのためには、栄養バランスのとれた食事や質の良い睡眠、適度な運動など規則正しい生活が大事。また、筋肉が凝り固まり衰えると顔のシワが目立ちやすくなるので、マッサージで凝りをほぐすのも有効です。
美容クリニックで治療を受ける
美容医療でのシワ治療では、シワを目立たなくさせるヒアルロン酸注射やボトックス注射、皮膚内に糸を入れて肌を引き上げるリフト治療、肌内部に働きかけるレーザー照射などがあります。
顔のシワの状態や筋肉の付き具合は人によって違うので、まずは医師によるカウンセリングを受け、どんな施術が有効なのかを相談・確認することから始めます。その際、メリットだけでなくデメリットもしっかりと把握してから施術を受けるようにします。
加齢や乾燥、紫外線によるダメージなどで、お肌にうるおいが不足することによりできるシワは、日頃のスキンケアや生活習慣で予防する事ができます。
ポイントはお肌にうるおいを与える保湿ケアと、紫外線から守る日焼け止めです。お肌の様子をみながら、無理なく自分にあったスキンケアを取り入れていきたいですね。