肌荒れ
男性はスキンケアが不要と考える方が多く、女性のように何もケアしない方が少なくありませんが、男性の肌も女性と同じく放置する事で肌荒れがひどくなる可能性があります。ここでは、肌荒れについて紹介しています。
男性の肌荒れの原因
間違ったスキンケアやカミソリ
負けが肌荒れをつくる
男性の肌荒れの大きな原因には、保湿や紫外線ケアなどのスキンケア不足が挙げられます。ただ、間違ったスキンケアや髭剃りによりカミソリ負けなど、普段のお手入れが原因となっている場合もあります。
スキンケア製品には洗顔料、化粧水、乳液、美容液、日焼け止めとさまざまな種類がありますが、肌質や肌の調子によって必要なものが異なります。しかも、正しい順番、正しい方法で使用しないと逆効果。特に洗顔では優しく、ぬるま湯であらうのが鉄則です。ごしごしと強く洗ったり、洗顔後の保湿ケアが不十分だと肌荒れをおこします。
また、男性の髭剃りは、肌の角質を必要以上にそぎ落としてしまうこともあり、これがバリア機能を低下させて肌荒れを引き起こしやすくしています。
ストレスはお肌の対敵
過度なストレスは心を不安定にするだけでなく、頭痛や肩こり、胃痛、不眠などさまざまなトラブルの元となります。そうした状態がお肌にも悪影響を与え、ターンオーバーを乱し、お肌の水分量・皮脂量のバランスを崩し肌荒れがひどくなる可能性もあります。
男性の肌荒れを放置しては
いけない理由
さまざまな肌トラブルに
悩まされる
肌荒れの初期症状では、お肌が乾燥してカサカサしている状態になります。お肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になり、健康な肌であれば耐えられる刺激にも弱くなり、ますます肌荒れがひどくなっていきます。
肌荒れは放置する事で症状を悪化させ、慢性化することで治りを遅くします。重度な症状になると見た目から周囲にも知られることになり、日常生活でも不便を感じることがでるようになります。最悪、皮膚科を受診する必要もでてきます。
皮膚疾患やインフラマエイジングに発展
深刻な肌荒れが、かゆみを伴う湿疹を発生させるアトピー性皮膚炎や、皮膚が鱗のようになって剥がれ落ちる乾皮症(皮脂欠乏症)、かゆみ・炎症・湿疹の症状が出る乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性湿疹)など、皮膚疾患に発展する場合もあります。
また最近では、慢性化することで炎症が肌の老化を早める「インフラマエイジング」を引き起こすことも注目されています。たるみやシワといった老化症状を促進させ、年齢以上に老けたお肌にします。
肌荒れを予防・改善する
には?
肌質にあったスキンケア
肌荒れを予防・改善する基本は、日々のスキンケアです。洗顔と髭剃りの後はしっかりと保湿ケアをおこない、外出の予定がなくても紫外線ケアを欠かさないようにすることが大事。メンズスキンケア用として化粧水や乳液、美容液、クリームがいろいろと販売されていますので、肌質に合わせたアイテムでケアするようにします。
ただ、肌質によっては高保湿が逆効果になることもあります。ニキビや吹き出物がでやすくなる事もありますので、肌に合った水分と油分のバランスに気を付けるようにします。どれがいいのかわからない場合は、化粧品コーナーなどで相談してみるのもいいでしょう。
医療機関で施術や治療を受ける
セルフで肌荒れをケアするのが難しい場合、医療機関の施術を受けるのも一つの方法です。極細針で肌に有効成分を届けて肌の再生を促進するダーマペン4や、極細針による有効成分の導入だけでなく高周波RFの照射も合わせて効果を高めるポテンツァなど、肌荒れを改善するための施術が多数あります。
また、皮膚疾患が疑われる場合は、皮膚科を受診して医師に状態を診てもらいましょう。必要に応じて内服薬や外用薬が処方され、症状を効率的に緩和させることができます。
肌状態に無関心な男性はまだまだ少なくありませんが、近年では男性のスキンケアが当たり前になりつつあり、男性専用のスキンケア製品も充実しています。
日々の保湿ケアや紫外線ケアが肌荒れを予防し、年齢に負けない若々しい肌をつくります。一朝一夕では得られませんので、まずは自分の肌にあったスキンケアを習慣化できるようにすることが大切です。