乳液の使い方

化粧水の後、水分が蒸発するのを防ぐためにもセットで用いられることが多い乳液。ここでは、スキンケアの一つである乳液について紹介しています。

乳液の役割

お肌にフタをして水分の蒸発を
防ぐ

化粧水の後につける乳液は油分で構成されており、塗ることで油分がフタのように肌を覆う役目があります。そのため、化粧水や美容液を使用した後に使う事で、肌から水分が蒸発するのを防いでくれます。また、油分が不足すると赤みや痒みなどを生じやすくなるため、乾燥しやすい時期に肌を守ってくれます。

乳液を使う目的

水分保持力の低さをカバーして
乾燥を予防する

男性の肌は皮脂分泌が活発なので、乳液で油分をプラスするのはべたつきやすくするのではと、あえて乳液を使わない方も少なくありません。ただ、男性の肌は水分を維持する力が弱いといった特徴もあるので、乳液をつけることで水分の蒸発を防いで乾燥するのを予防してくれます。特に乾燥肌と油脂肌をミックスした混合肌の人は、乾燥による皮脂分泌量の増加に気が付いていないこともあるので注意が必要です。

乳液を使うタイミング

基本は基礎化粧品の最後

乳液は洗顔、化粧水、美容液の後に使用するのが基本です。洗顔後に乳液を塗ると油分で水分が浸透しにくくなるため、化粧水や美容液の効果が薄れてしまいます。ただ、最近の乳液には、化粧水の前につけるタイプや、化粧水や美容液と一体化しているオールインワンタイプなどさまざま。パッケージを確認してから使うようにしましょう。

乳液を使う順番

乾燥しやすい頬から塗布していく

乳液単体で使用する場合は、化粧水で水分をチャージしてからです。しっかりと浸透させ、肌になじんだ後に乳液を付けます。また、乳液は直接顔に塗るのではなく、手に取り人肌で温めてから塗るようにすると、肌への浸透力が増します。乾燥しやすい頬からおでこ、あご、口元や目元と、中心から外側に向けて塗ります。まんべんなく塗布したら、最後は手のひらで馴染ませます。

乳液の正しい使い方

化粧水の後に適量を優しく塗布
する

乳液の使いすぎや1日に何度も塗るのは、テカリやべたつきになり、ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみなど肌トラブルを誘発することになります。乳液は洗顔後、化粧水で肌を整えてからだけにしておきます。また、強くこするように塗るのはNG。摩擦が刺激となって赤みを生じさせたり、肌のバリア機能を低下させるなど肌トラブルを招く原因になります。